うつ休職してるときは思いっきり休んだほうがいい。
そんなことは分かってるんだけど、会社からたびたび連絡が来て心が休まらない。定期的に連絡や面談があるたびに体調が絶不調に陥る。
どうも、ノリーです。
私は過去に休職し、全然体調が戻らず仕事を辞めています。
それから「あれって何のための休職だったんだろう」と思うことが度々あります。
そんなことから「休職」について考えていきます。
こうして休職、そして退職
私の話になりますが、退職に至った経緯を。
私が退職した会社には、転職で入社しました。前職はうつで辞めているので、心機一転の社会復帰入社でした。
職場は田舎町のベンチャー製造業で、社員数も少なく、残業も少ないということが決め手で入社したんですが、およそ1年後にうつを再発し、休職しました。
またやってきた病気に戸惑いながら休職期間を過ごしましたが、経過は平行線で、結果的に三ヶ月後に退職を選びました。
再発の理由は今では特に気にしていません。転職ということでのプレッシャーも気負いもあっただろうし、自分の治すべきところが見えてきたので、今思えばよかったかなとも思い始めています。
ただ休職については、治すための休職が悪化のための休職になってしまったなと思えてモヤモヤします。
なんで悪化したのか
私は少なからずその会社の未来のキーマン的な立場(大げさかもしれないです笑)と思って入社したんですが、その気持ちが休職中にも尾をひいていました。
従業員数も少なく、私のやっている仕事はなかなか他の人に振れないようなことをやっていたので、直属の上司から頻繁に連絡が来ました。
「必要とされているし、期待に応えたい。応えなければ。」
こう思ったのがそもそもの間違いだった気がします。
LINEで業務の意見交換をし、月に1回から2回面談をして近況報告&復帰したらどうするかを話し合い、順調に復帰に向かっていると思っていました。いい方向に進んでいると思っていました。でも、そうしているうちにその人と会ったり電話で喋ったりした直後に調子を落とすようになっていきました。
気づけばまた起き上がれなくなっていました。
ポイントは「ニセ大丈夫」
うつ病の人あるあるなのかもしれないですが、
調子を聞かれて大丈夫なふりをしてしまうのはホントにいけないことだなと思いました。
しかもその大丈夫なふりがうますぎて、相手はすっかり信じ込んじゃったところは負のループの始まりです。
ニセ大丈夫はよくない。
原因は演技と無知
- 休職者の大丈夫な演技
- 会社側の休職者の心理に対する知識不足
私のケースだとこの2点だと思います。
それぞれの思惑
休職者も会社側も当然狙いがあります。どっちも最良の関係を持とうと必死なわけですからね。
会社側(想像ですが)
- 人不足なので早く回復して復帰してほしい
- 雇用するにも経費かかってるんだから早く復帰してほしい
- ていうか早く復帰してほしい
休職者側
- 何か言える立場じゃない 申し訳無い
- 早く良くなって復帰しなきゃ
- でも体調悪くてそれどころじゃない
会社側のは多少大げさかもしれないですが、やはりお金を稼ぐ目的で雇用しているので、間違えではないと思います。
休職者側は、こんな感じの脳内になっていませんか?焦っていてもなかなか良くはならないものです(^_^;)
どうすれば効果的な休職になるのよ
両者をよくみると本質的なものが欠けていると思います。
会社側は社員を信じ、気長に待つこと
休職者は自分を信じ、療養に専念すること
これが自然とできる会社は伸びていく会社なのではないのかなと思います。
両者とも信じづらいかもしれませんが、信じあって双方に良い形を探していければいいと思います。
何されるのがツラかった?
面談が辛かったです。ただでさえ外に出るのが苦痛な病気であるのに、外に出た上に人と会い、しかも質問攻めにあうというのは地獄のようでした。
「元気そうで良かった」
こう言ってホッとしてもらえるのは有難いんですが、それは私が一生懸命大丈夫なように振る舞っていただけなんです(T_T)
取り乱しましたが、うつ休職者と会って話をするのは、控えてもらえいたいと思っています。調子が良くなってきてればいいのでしょうけど、調子が悪いときは会ってNGなのかどうかの判断は患者にはなかなかできないですからね。
結論:理想の休職のカタチは?
とにかく休む、余裕ができたら楽しむ
会社に属していることを忘れて、心も体も休みまくるのが一番の近道です。
何もできないほど良くないときは、心身が休めと言っているサインなので、その時期はゆっくり休みましょう。そのうちにひとつずつ日常を取り戻していけます。
うつ病は感情を忘れてしまう病気だと思います。
だから、「たのしい」「うれしい」「ありがたい」のようなポジティブ感情をもう一度育て上げるつもりで気長に療養するのがいいと思います。
会社側でも、病気の理解が深まればいいと思います。
社員に優しい会社であれば、それだけでPRになりうるし、応援したくなります。
そんな社会がくることを願います。。。
ではでは