敏感すぎる気質を持つというHSP。
繊細で、人の気持ちを汲み取るイメージから、優しいイメージが大きいです。
しかし、本当の優しさってなんだろうと思うことがしばしばあります。
そんなHSPと優しさについて考えていこうと思います。
なお、私の経験上の考えとなりますので、こういう感じ方の人もいるんだな、ぐらいの感覚で見ていただければ幸いです(^^)
人の気持ちがわかる人≠優しい人
HSPは相手の感情や意図を見て読み取れる鋭い感覚の持ち主であることは有名ですね。
その感覚があるので、困っている人への的確なフォローなどは、けっこう自然とできちゃったりします。
これがHSPの「優しい」というイメージになっているんだと思います。
ただこの優しさは、本当にに「優しい人」のものとはちょっと違うと思います。
繊細さがそうさせてしまう
周りの目が気になったり、自分がどう見られているのかを気にしてしまう傾向のあるHSPは、困っている人を見ると、自動的に「何かしなきゃいけないんじゃないか」「何もしないとこの人からなんて思われるんだろう」「スルーしたらみんなからなにか言われるんじゃないか」このような思考が働きます。
つまり、相手本位じゃないわけです。してもらって嬉しいことを自然とできるのが「優しい人」であって、他人の目や反応が気になって動くことは、優しいとは言えないのではないかと思います。
何もしないよりいいですけどね(^_^;)
「優しい」よりも「生きやすさ」を優先して
周りに気を遣うことに気を遣いすぎて、自分へのケアができなくなってしまう。このことが、HSPの特徴でもある「疲れやすさ」に関係してきます。
本当は自分のことで精一杯(現代社会は誰でもそうですよね)なのに、無理して他人を優先して悪循環が生まれてしまいます。「あの人は優しいから」「断らないから」「少しくらい割に合わなくても反論してこないし」なんて考える人が集まりやすくなるので、注意が必要です。
ただでさえ生きづらい気質なのに、自分の周りも生きづらい環境にしてしまうのは、キツすぎます。もっと幸せに向かいましょう。
自分を守る行動を心がけてみて
- 声がかかるまで動かない
- 少しでも自信がなかったらきっぱり断ってみる
- 自分の仕事を最優先にして、終わったら声をかけてみる
あえて上記の手段を取るくらいがちょうどよかったりもします。割と自分の仕事で精一杯なのはみんな分かっていることですから。
自分なりの余裕のなかで、手伝えることを思いっきり手伝ってあげるのが、相手にとっても自分にとってもプラスになると思います。
それでも協力しすぎちゃうときは、
- 時間を決めて協力する
- 「ここまで」を決める
のように物理的・時間的の期限を最初に決めるのは有効です。
これを決めることによって、先が見通せますし、相手の依存がある場合は断ち切ることも可能です。いろんな手段を有効に使って自分を守っていきましょう。
自分に優しくしよう
いかがでしたでしょうか?
HSPは周りに優しくしているけども、自分にはきびしくしちゃってる人は多いような気がします。困っている人をみたら体が動いちゃうなんて人はいいかもしれませんが、たいていは自分の何かを犠牲にしています。それが積み重なって、思わぬ落とし穴に落ちてしまうこともありますので、自分をもっと大切にしましょう。
大丈夫。あなたは十分優しい。
ではでは